写真1.クロマグロの腸管内から採取された虫体

寄生虫名 Hirudinellidae科吸虫(ヒルディネリダエ)
分類学 扁形動物門、吸虫綱、アジゲア目
宿主名 クロマグロ(Thunnus thynnus)、カマスサワラ(Acanthocybium solandri
寄生部位 消化管
肉眼所見 消化管内に1 cm程度の赤黒いメタセルカリア(被嚢幼虫)が確認される。
寄生虫学 脱嚢させた虫体の大きさは、約1 cm程度である(写真1)。
病理学 未報告
人体に対する影響 人間には寄生しないので、食品衛生上の問題はない。
診断法
その他の情報 本来はカマスサワラの胃の中で被嚢する寄生虫であり、クロマグロの場合は、迷入したものと考えられる。
参考文献
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