寄生虫名 Unidentified nematomorpha(未同定のハリガネムシ)
分類学 類線形虫門、ハリガネムシ綱
宿主名 アマゴ(Oncorhynchus rhodurus
寄生部位 消化管
肉眼所見 口から肛門にいたる消化管内に寄生しており、胃内では淡褐色を呈し幾重にも折り重なって見られた。(写真12)。
寄生虫学 魚体外に取り出すと、直径約1 mm、全長約30 cmの細長い虫体が観察された(写真3)。動きは伸縮性に乏しく、針金を曲げるようにゆっくりと動く。
病理学 不明
人体に対する影響 人間には寄生しないので、食品衛生上の問題はない。
診断法 表面はクチクラで覆われていて体節構造がない。内部には袋状の体腔がある。
その他の情報 養殖アマゴ(0歳)で発見された。
参考文献 なし

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写真3.体外に取り出したハリガネムシ。

写真2.解剖所見。ハリガネムシが胃内で折り重なっている。

(写真提供:桃山和夫)

写真1.アマゴの口から飛び出しているハリガネムシ.